MySQL Server 5.6 を Windows にインストールする手順

投稿者 : OSCA

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本稿では Windows の開発マシンに MySQL Server 5.6 をインストールする手順について解説します。 開発での利用を前提としておりますので予めご了承ください。

ダウンロード

それではさっそく MySQL 5.6 を入手しましょう。 MySQL 5.6 のインストーラのダウンロードページにアクセスしましょう。 ページ下部にあるダウンロードボタンからダウンロードします。 ダウンロードボタンが2つあり、容量の少ない方(mysql-installer-web-community-5.6.xx.x.msi)はインターネットにアクセスしながらインストールするタイプのインストーラ、容量が大きい方(mysql-installer-web-community-5.6.21.1.msi)は予め全てのソフトウェアを含んだインストーラです。 インターネットに接続できている環境の開発マシンにインストールするのであれば、ダウンロード容量の少ない方のダウンロードボタンをクリックすれば良いでしょう。

ダウンロードボタンをクリックすると、Oracle のアカウントでログインするかを尋ねてきます。 Oracle のアカウントをお持ちであればログインすれば良いのですが、お持ちでない場合は下の図のように「No thanks, just start my download.」をクリックすれば、ダウンロードが開始します。

インストーラがダウンロードされましたでしょうか? 次はインストールをおこなっていきます。

インストール

インストーラを起動すると次の利用規約の画面が表示されます。 利用規約に一通り目を通したら「I agree the license terms」にチェックを付けて、「Next >」ボタンをクリックします。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

次にインストールするソフトウェアを選択する画面が表示されます。 本稿では MySQL Server のみをインストールするため「Server only」を選択して「Next >」ボタンをクリックします。 (なお、「Developer Default」や「Full」などを選択すると MySQL Server だけではなく、Microsoft Visual Studio 向けのライブラリやC言語用のライブラリを同時にインストールすることができますが、MySQL Server のインストールの前に前提となるソフトウェアなどのインストールが必要だったりします。 これらのライブラリは後からでも簡単にスタートメニューからインストールできるようになりますので、とりあえず MySQL Server が必要な場合は「Server only」を選択すれば良いでしょう)

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

次にインストールされるソフトウェアを確認する画面が表示されます。 MySQL Server が一覧にあることを確認して「Execute」ボタンをクリックします。 するとインストールが開始されますので完了するまでしばらく待ちます。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

インストールが完了すると Status に「Complete」と表示されます、「Next >」ボタンをクリックして次に進みます。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

次に表示されたのは、ソフトウェアの設定を開始することを知らせる画面です。 MySQL Server が設定できる状態になることが表示されています、「Next >」ボタンをクリックして次に進みます。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

次に表示されたのはネットワーク設定の画面です。 MySQL Server がサービスを受け付けるポート番号の指定などです。 MySQL Server が 3306 ポートを利用することがサーバー管理上の常識とも言えますので、特別な理由がない限り変更しない方が良いでしょう。 このまま「Next >」ボタンをクリックして次に進みます。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

次の画面では MySQL Server の管理者となる root ユーザーのパスワードを設定します。 利用するパスワードを入力してください。 また管理者以外のユーザーもここで設定できます。 ここでは自分の開発環境での利用を想定しているので特に追加でユーザーは登録しません。 「Next >」ボタンをクリックして次に進みます。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

次の画面では Windows サービスとして MySQL Server を起動するための設定をします。 Windows サービスとするか、Windows 起動時に自動的に MySQL Server を起動するかを設定できます。 MySQL Server は特に処理が重いサービスでもありませんので自動起動されて困ることはないと思います。 ここではデフォルトの設定のまま進みます、「Next >」ボタンをクリックして次に進みます。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

ソフトウェアの設定を開始することを知らせる画面が表示されます。 「Execute」ボタンをクリックすると設定が開始されますので完了するまでしばらく待ちます。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

下の図のように画面のボタンが「Finish」に変われば設定完了です。 「Finish」ボタンをクリックします。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

MySQL Server の設定が完了したことを表す画面が表示されます、「Next >」ボタンをクリックして次に進みます。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

最後にインストール作業が全て完了したことを表す画面が表示されますので「Finish」ボタンをクリックします、これでインストール作業は完了です。

MySQL Server 5.6 インストーラウィザード

インストール後の確認

インストールが完了したこと、MySQL Server が動いていることを確認してみましょう。

インストールした MySQL Server 5.6 は C:¥Program Files¥MySQL¥MySQL Server 5.6 にインストールされました。 その中に bin というフォルダができています、コマンドプロンプトを起動して、まずはそこのディレクトリに移動します。

C:¥>CD "C:¥Program Files¥MySQL¥MySQL Server 5.6¥bin"
※何故かこの文字をコピーしてコマンドプロンプトに貼り付けると怒られます、この通り自分でタイプしてもらうと実行できます

まずは mysqld –version コマンドでインストールされた MySQL Server のバージョンを表示します。

C:¥Program Files¥MySQL¥MySQL Server 5.6¥bin>mysqld --version
mysqld  Ver 5.6.21 for Win32 on x86 (MySQL Community Server (GPL))

ここでは Ver 5.6.21 がインストールされたことが確認できました。 それでは次に MySQL Server にログインしてみましょう。 mysql -u root -p コマンドでログインします。

C:¥Program Files¥MySQL¥MySQL Server 5.6¥bin>mysql -u root -p
Enter password: **************** ←先程設定した root パスワード
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 4
Server version: 5.6.21-log MySQL Community Server (GPL)

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Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

mysql>

このように MySQL Server にログインすることができました。 ログアウトする場合は quit でログアウトできます。

mysql> quit
Bye

おわりに

本稿では Windows の開発マシンに MySQL Server 5.6 をインストールする手順について解説しました。 皆様のお仕事のお役に立てれば幸いです。

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著者 : OSCA

OSCA

Java, PHP 系のWEBエンジニア。 WEBエンジニア向けコミュニティ「WEBエンジニア勉強会」を主催。 個人として何か一つでも世の中の多くの人に使ってもらえるものを作ろうと日々奮闘中。
@engineer_osca