OpenSSL で RSA の公開鍵を作成する方法

投稿者 : OSCA

[PR] "東野・岡村の旅猿"で登場したロケ地を紹介するファンサイト「あの場所へ行こう!」はこちら。

 前回は、OpenSSL で RSA の秘密鍵を作成する方法について解説しました、今回は秘密鍵のペアとなる公開鍵の作成方法について解説します。

公開鍵の作成

 OpenSSL のコマンドで RSA 暗号方式の公開鍵を作成するには openssl rsa コマンドに -pubout オプションを付けて実行します。 ここでは前回に習い server.key という名前の秘密鍵が既にあるものとします。

$ openssl rsa -pubout < server.key > pub.key
writing RSA key

 これで公開鍵が pub.key というファイル名で出来上がりました。 前回解説したように秘密鍵を作成する際に秘密鍵にパスワードを設定した場合は、このコマンド実行時にパスワードが聞かれます。

作成した公開鍵の情報を確認する

 前回同様、作成した RSA 公開鍵の詳細情報を openssl rsa -text -pubin コマンドで確認してみましょう。 -pubin オプションが付いた事に注意してください。

# openssl rsa -text -pubin pub.key
Public-Key: (2024 bit)
Modulus:
    00:e1:3c:d0:6a:19:f6:1e:08:2f:c9:80:cb:2f:71:
    73:ff:79:7c:56:4e:16:82:a4:cd:48:f5:23:fe:14:
    (略)
Exponent: 65537 (0x10001)
writing RSA key
-----BEGIN PUBLIC KEY-----
MIIBHjANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOCAQsAMIIBBgKB/gDhPNBqGfYeCC/JgMsvcXP/
eXxWThaCpM1I9SP+FJOUmIqkQHW3oBI84srWgb3+lzFp4ll03yP2uza9Gtd69tz7
(略)
-----END PUBLIC KEY-----

おわりに

本稿では、前回の秘密鍵に続き、公開鍵を作成する方法について解説しました。 次回は作成した秘密鍵と公開鍵を用いて、公開鍵暗号を試してみます、引き続きご覧ください。

OpenSSL

OpenSSL で RSA 公開鍵暗号を試してみよう

OpenSSL 入門へ戻る

OpenSSLのトップへ戻る

著者 : OSCA

OSCA

Java, PHP 系のWEBエンジニア。 WEBエンジニア向けコミュニティ「WEBエンジニア勉強会」を主催。 個人として何か一つでも世の中の多くの人に使ってもらえるものを作ろうと日々奮闘中。
@engineer_osca