Mac OS X 版Vagrantを利用して仮想マシンを操作してみよう

 前回は Vagrant を Mac OS X にインストールする手順について解説しました。 今回は、さっそくインストールした Vagrant で仮想マシンの作成・起動・停止を行う手順について解説します。

事前準備

 Vagrant で仮想マシンを作成する前に Oracle VM VirtualBox がインストールされている必要があります。 下記の記事などを参考に、あらかじめ VirtualBox をインストールしておいてください。

Box の追加

 まずは Box をダウンロードします。 Box とは、仮想マシンのテンプレートとなるファイルです。 仮想マシンを作成する際には、この Box がコピーされて仮想マシンが作成されると覚えておけば良いでしょう。 Box を追加するためのコマンドは以下の通りです。

vagrant box add {name} {url}

 {name} はあなたが好きに名付けられる追加した Box の名前です。 どのような仮想マシンなのかが分かりやすい名前をつければ良いでしょう。

 そして {url} はインターネットで配布されている Box の URL です。 Box はインターネットで様々な OS/初期状態のものが配布されています。 Vagrantbox.es というサイトから様々な Box をダウンロードできます。

 今回は CentOS 7.0 64bit 版(最小構成) の Box をインターネットからダウンロードして追加してみようと思います。 今回は {name} に centOS70_64 という名前を付けました。 Box の URL は、前述のVagrantbox.es から CentOS 7.0 64bit版 (CentOS7.0 x86_64 minimal) の URL をコピーしたものです。

 それではコマンドを実行してみましょう。

MacBook-Air:~ User$ vagrant box add centOS70_64 https://f0fff3908f081cb6461b407be80daf97f07ac418.googledrive.com/host/0BwtuV7VyVTSkUG1PM3pCeDJ4dVE/centos7.box
==> box: Adding box 'centOS70_64' (v0) for provider:
    box: Downloading: https://github.com/2creatives/vagrant-centos/releases/download/v6.5.3/centos65-x86_64-20140116.box
==> box: Successfully added box 'centOS70_64' (v0) for 'virtualbox'!

 ”Successfully added box ~” と表示されて Box の追加が完了したことが知らされればOKです。 vagrant box list コマンドでも現在の追加されている Box を一覧で確かめることができます。

MacBook-Air:~ User$ vagrant box list
centOS70_64 (virtualbox, 0)

仮想マシンの初期化

 次のステップは仮想マシンの初期化です。 まずは適当なフォルダを作成し、フォルダに移動します。

MacBook-Air:~ User$ mkdir centOS70_64
MacBook-Air:~ User$ cd centOS70_64

 上で追加した Box を基に新たな仮想マシンを作成します。 初期化のコマンドは以下の通りです。

vagrant init {name}

 今回は先ほど追加した centOS70_64 と名前を付けた Box をテンプレートとして利用しますので、以下のように実行します。

MacBook-Air:~ User$ vagrant init centOS70_64
A `Vagrantfile` has been placed in this directory. You are now
ready to `vagrant up` your first virtual environment! Please read
the comments in the Vagrantfile as well as documentation on
`vagrantup.com` for more information on using Vagrant.

 これで初期化が完了しました。

仮想マシンの起動・停止

 さぁ、作成した仮想マシンを起動してみましょう! 仮想マシン起動のコマンドは vagrant up です。

MacBook-Air:~ User$ vagrant up
Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider...
(略)

 仮想マシンの状態を調べて起動していることを確認しましょう。 vagrant status で仮想マシンの状態を表示できます。 “running” と表示されれば起動中ということです。

MacBook-Air:~ User$ vagrant status
Current machine states:

default                   running (virtualbox)
...(略)

 起動中の仮想マシンの停止は vagrant halt コマンドです。

MacBook-Air:~ User$ vagrant halt
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...

仮想マシンへのSSH接続

 仮想マシンへの接続は vagrant ssh コマンドでできます。 コマンドを実行すると、vagrant ユーザーとして起動した仮想マシンにログインすることができます。

MacBook-Air:~ User$ vagrant ssh
[vagrant@localhost ~]$

また、仮想マシンの root ユーザーになる場合のパスワードも vagrant です。

おわりに

 以上で Mac OS X で Vagrant を利用して仮想マシンを操作するチュートリアルは終了です。 とても簡単に仮想マシンを扱えることが体感できたでしょうか? 引き続き本連載のTOPページから、更に便利に Vagrant を利用する手順について御覧ください。

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著者 : OSCA

OSCA

 初級WEBエンジニアです。最近は Android, iOS, WEBアプリの作成に力を入れています。 個人として何か一つでも世の中の多くの人に使ってもらえるアプリを作ろうと日々奮闘中です。