Mac の開発を便利にするパッケージ管理ソフト Homebrew のインストール手順

 本稿では macOS におけるパッケージ管理ソフト Homebrew をインストールする手順について解説します。 本稿では macOS Sierra にインストールして手順を確認しています。

必要条件

 Homebrew を macOS にインストールするための条件は以下のようになっています。

  1. ご利用の Mac の CPU が Intel 製であること。
  2. macOS のバージョンが 10.10 (Yosemite) 以上であること。
  3. Command Line Tools (CLT) for Xcode がインストールされていること。

 Command Line Tools (CLT) for Xcode のインストール方法については、本記事中で解説します。

事前準備

 Homebrew を macOS にインストールする前に、XcodeCommand Line Tools for Xcode をインストールしておく必要があります。Xcode は App Store からダウンロードしてインストールしてください。

 Xcode のインストールが完了したら、Xcode を起動して初回起動の際に表示されるライセンスへの同意を行ってください。 ライセンスに同意したら Xcode は終了して良いです。

次にターミナルを開き、コマンドラインツールをインストールするために次のコマンドを実行します。

$ xcode-select --install
xcode-select: note: install requested for command line developer tools

 すると次のように確認のダイアログが現れますので「インストール」をクリックして Command Line Tools for Xcode のインストールに進みます。

 利用規約の同意画面が表示されますので「同意する」をクリックします。 するとインストールが開始されます。

 インストールが完了すると、完了をあらわすダイアログが表示されます。

これで Command Line Tools for Xcode のインストールは完了です。

インストールコマンドの実行

Homebrew のホームページに書いてあるインストールコマンド を実行します。
/usr/bin/ruby -e “$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)”
つぎのようにインストールが開始されますので、指示の通りに Enter と管理者パスワードを入力してインストールを進めます。

$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
=> This script will install:
/usr/local/bin/brew
/usr/local/share/doc/homebrew
/usr/local/share/man/man1/brew.1
/usr/local/share/zsh/site-functions/_brew
/usr/local/etc/bash_completion.d/brew
/usr/local/Homebrew
==> The following new directories will be created:
/usr/local/Cellar
/usr/local/Homebrew
/usr/local/Frameworks
/usr/local/bin
/usr/local/etc
/usr/local/include
/usr/local/lib
/usr/local/opt
/usr/local/sbin
/usr/local/share
/usr/local/share/zsh
/usr/local/share/zsh/site-functions
/usr/local/var

Press RETURN to continue or any other key to abort エンターキーを入力
==> /usr/bin/sudo /bin/mkdir -p /usr/local/Cellar /usr/local/Homebrew /usr/local/Frameworks /usr/local/bin /usr/local/etc /usr/local/include /usr/local/lib /usr/local/opt /usr/local/sbin /usr/local/share /usr/local/share/zsh /usr/local/share/zsh/site-functions /usr/local/var
Password:管理者パスワードを入力
==> /usr/bin/sudo /bin/chmod g+rwx /usr/local
==> /usr/bin/sudo /usr/bin/chgrp admin /usr/local
==> /usr/bin/sudo /bin/mkdir /Library/Caches/Homebrew
==> /usr/bin/sudo /bin/chmod g+rwx /Library/Caches/Homebrew
==> Downloading and installing Homebrew...
(略)

==> Installation successful!

==&t; Homebrew has enabled anonymous aggregate user behaviour analytics.
Read the analytics documentation (and how to opt-out) here:
https://git.io/brew-analytics

==> Next steps:
- Run `brew help` to get started
- Further documentation:
https://git.io/brew-docs

 Homebrew が正常にインストールできたかは、 brew doctor コマンドで確認することができます。下の例のように「Your system is ready to brew.」と表示されればOKです。 (この際に、先ほどインストールした Xcode をまだ一度も起動していないと、「先に Xcode のライセンスに同意しておけ」とエラーがでるので、Xcode を起動して利用規約に同意しておく必要があります)

$ brew doctor
Your system is ready to brew.

 お疲れ様です、これで Homebrew のインストールは完了です。 それでは、さっそく Homebrew を利用してみましょう。

Homebrew のコマンドを利用してみよう

 Homebrew のコマンドは brew という名前です。 brew help コマンドで利用方法が確認できます。

$ brew help
Example usage:
  brew search [TEXT|/REGEX/]
  brew (info|home|options) [FORMULA...]
  brew install FORMULA...
  brew update
  brew upgrade [FORMULA...]
  brew uninstall FORMULA...
  brew list [FORMULA...]

Troubleshooting:
  brew config
  brew doctor
  brew install -vd FORMULA

Developers:
  brew create [URL [--no-fetch]]
  brew edit [FORMULA...]
  http://docs.brew.sh/Formula-Cookbook.html

Further help:
  man brew
  brew help [COMMAND]
  brew home

 Homebrew を利用してインストールしたソフトウェアを確認するには brew list コマンドを利用します。 ただし、まだ Homebrew を利用してまだ何もソフトウェアをインストールしていませんので、次のように結果は空です。

$ brew list

 早速、何かのソフトウェアをインストールしてみましょう。 Homebrew でインストールできるソフトウェアは braumeister.org のページ等で確認することができます。 ここでは例として wget をインストールしてみようと思います。 brew install でパッケージ名を指定してインストールします。

$ brew install wget
==> Installing wget dependency: openssl
(snip)
==> Downloading https://downloads.sf.net/project/machomebrew/Bottles/wget-1.16.1.yosemite.bottle.tar.gz
######################################################################## 100.0%
(snip)
/usr/local/Cellar/wget/1.16.1: 9 files, 940K

 wget コマンドが依存する openssl も同時にインストールされ、 wget が /usr/local/Cellar/wget/1.16.1 にインストールされました。 これでコマンドラインで wget を利用できるようになりました。

 もう一度 brew list コマンドでインストールされたパッケージを確認します。 openssl と wget がインストールされていることを確認できます。

$ brew list
openssl wget

おわりに

 本稿では macOS に Homebrew をインストールする手順について解説しました。 macOS での開発を便利するためには欠かせないツールですので、ぜひ導入したいものです。

更新履歴

  • 2014年05月25日 – 初版を執筆しました。
  • 2014年12月29日 – Mac OS X Yosemite に合わせて記事を更新しました。
  • 2017年02月10日 – macOS Sierra に合わせて記事を更新しました。

著者 : OSCA

OSCA

 初級WEBエンジニアです。最近は Android, iOS, WEBアプリの作成に力を入れています。 個人として何か一つでも世の中の多くの人に使ってもらえるアプリを作ろうと日々奮闘中です。