Vagrant 1.5 の新しい機能として「Vagrant Share」が発表されました。 本稿では Vagrant Share の概要について説明します。
概要
“Vagrant Share”は、あなたの Vagrant 環境をインターネットに接続している世界中の人々に対して公開することが可能になり、インターネットからあなたの Vagrant 環境にアクセスできるようにする機能です。 vagrant share というコマンドを叩くだけで、インターネットに公開できてしまいます。
3つのモード
Vagrant Share には3つのモードがあります。
HTTP Sharing
HTTP Sharing は、あなたの Vagrant 環境にインターネットの誰からでもアクセスできる URL を作成し、この URL を利用すれば誰でもあなたの Vagrant 環境にアクセスできるようになるモード/機能です。 この URL を利用する側の人は Vagrant をインストールしている必要はありません。ですので、Vagrant 環境で作成した成果物を顧客やチームメイトなどに簡単に閲覧してもらうことができます。
SSH Sharing
SSH Sharing は、あなたの Vagrant 環境にリモートからでもとても簡単にSSHアクセスできるようにするモード/機能です。 ペアプログラミングやデバッグなどの用途にとても役に立つことでしょう。
General Sharing
General Sharing は、リモートにいる人があなたの Vagrant 環境に、まるで同一のネットワークにいるかのように開放されているあらゆるポートにアクセスできるようにするモード/機能です。