開発言語 Java にはオープンソースの様々なライブラリがありますが、Google も「Guava」というライブラリをオープンソースで提供しています。 本連載では Goava の便利な機能を知ってもらうため、数回に分けて機能をご紹介したいと思います。 初回の本稿では、Google Guava の概要について解説します。
Google Guava とは?
Google Guava は、Google が GitHub 上で開発している Java 言語のオープンソースライブラリです。 GitHub でのプロジェクトページはこちらです。 (以前は Google Code で開発されていましたが、開発場所を GitHub に変更しています)
Google Guava では、文字列操作、コレクション操作、キャッシュ、プリミティブ型の操作、ファイル操作, アノテーションなどの機能が提供されていて、Java 1.6 以上で利用することができます。 機能は Apache Commons とも重複するものもありますが、Google Guava の機能を知ってもらった上で使い分けてもらえば良いと思います。 それぞれの機能の詳しい紹介はのちほど。
インストール/導入
Java プロジェクトへの導入について説明します。 Google Guava の jar を直接ダウンロードしたい場合は、GitHub の Release ページから zip なり tar.gz の形式でダウンロードしてください。
プロジェクトで Apache Maven を利用している場合は、pom.xml に次の依存関係を追加することで利用することができます。※次の例は、2015年10月時点で最新のバージョン 18.0 を利用する場合です。 ご利用になられる場合は最新のバージョンをご確認の上でバージョンを指定してください。
<dependency>
<groupId>com.google.guava</groupId>
<artifactId>guava</artifactId>
<version>18.0</version>
</dependency>
Gradle を利用している場合は、次のように指定します。
dependencies {
compile 'com.google.guava:guava:18.0'
}
引続き次稿をご覧ください
第一回目の本稿では、Google Guava の概要と導入について解説しました。 次稿からは機能と用法について解説しますので引続きご覧ください。