Windows に Apache HTTP Server 2.2 をインストールする手順

投稿者 : OSCA

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 本稿では Windows の開発マシンに Apache HTTP Server 2.2 をインストールする手順について解説します。

 2014年末に Apache HTTP Server の Windows 版インストーラが The Apache Software Foundation から配布されなくなりました(詳細はこちら)。 本稿では ApacheHaus が配布している Windows バイナリを利用して Apache HTTPD Server を Windows にインストールする方法について解説します。

ダウンロード

 Apache HTTP Server 2.2 は、apacheHaus のダウンロードページからダウンロードすることができます。「Apache 2.2 Server Binaries」節の「Apache 2.2.x VC9」に、32bit版の「Apache 2.2.29」と64bit版の「Apache 2.2.29 x64」がありますので、自身の利用環境に合っている方のダウンロード用アイコンをクリックします。

Apache Haus Downloads

 ダウンロードのリンクをクリックすると ZIP ファイルのダウンロードが開始されますので、とりあえず適当な場所にダウンロードします。

インストール

 ZIP ファイルのダウンロードが完了したら、ZIP ファイルを解凍してください。 解凍すると次のようにファイルが現れます。 この中の「Apache22」というフォルダが Apache HTTPD Server のバイナリです、アプリケーションを配置するのに適当な場所にコピーしてください。

エクスプローラ

 今回は「Apache22」フォルダを「C:¥Users¥User¥Applications」にコピーしました(筆者は、ZIP 解凍して使うようなアプリでかつ同一PC上で自分しか使わないものは、ホームディレクトリに「Applications」というフォルダを作成して、そこに配置するように決めている為)。 Apache 2.2 は「C:¥Users¥User¥Applications¥Apache22」に配置されました。

 なお、 C:¥ 直下に「Apache22」のフォルダを配置できる権限があって、それが気持ち悪くないという人は、それが一番良いです。 その場合、以下の設定ファイルの設定をせずに利用できます。

 配置した「Apache22」フォルダの配下に「conf」フォルダがあり、その中に「httpd.conf」という設定ファイルがあります。 そのファイルを編集します。 メモ帳などのテキストエディタで開いてください。 まずは35行目にある ServerRoot の設定を行います。 ServerRoot の値を上で「Apache22」フォルダをコピーした先のパスに変更します。

[変更前]
ServerRoot "/Apache22"

[変更後]
ServerRoot "C:¥Users¥User¥Applications¥Apache22"

同様に179行目の DocumentRoot を変更します。 DocumentRoot は「Apache22」ディレクトリ配下にある「htdocs」フォルダを指定します。

[変更前]
DocumentRoot "/Apache22/htdocs"

[変更後]
DocumentRoot "C:¥Users¥User¥Applications¥Apache22¥htdocs"

同じく206行目の Directory ディレクティブで設定しているパスも上記の htdocs のフォルダに変更します。

[変更前]
<Directory "/Apache22/htdocs">

[変更後]
<Directory "C:¥Users¥User¥Applications¥Apache22¥htdocs">

少し行数は戻って192〜193行目。 初期設定では Deny from all と書いてある通り、アクセスを受け付けていないようになっているのでコメントアウトします。

<Directory />
    Options FollowSymLinks
    AllowOverride None
    #Order deny,allow
    #Deny from all
</Directory>

続いて conf¥extra¥httpd-ssl.conf をテキストエディタで開いて、77行目、117行目、125行目、246行目を修正します。

[変更前] DocumentRoot "/Apache22/htdocs"
[変更後] DocumentRoot "C:¥Users¥User¥Applications¥Apache22¥htdocs"

[変更前] SSLCertificateFile "/Apache22/conf/ssl/server.crt"
[変更後] SSLCertificateFile "conf¥ssl¥server.crt"

[変更前] SSLCertificateKeyFile "/Apache22/conf/ssl/server.key"
[変更後] SSLCertificateKeyFile "conf¥ssl¥server.key"

[変更前] CustomLog "/Apache/logs/ssl_request.log"
[変更前] CustomLog "logs/ssl_request.log"

 ここまで、単純に言ってしまえば、インストールしたフォルダに合わせて、フォルダのパスを書き換えただけです。 もし上記の設定をしても起動時にエラーがでた場合は、エラーメッセージにある行のファイルのパスが正しいかを確認してください。

起動

 それでは起動してみましょう。 コマンドプロンプトを開いてください。 開いたら次のコマンドのように、Apache 2.2 をインストールしたフォルダ配下にある「bin」フォルダに移動します。 そして httpd コマンドを実行します。

C:¥>CD C:¥Users¥User¥Applications¥Apache22¥bin
C:¥Users¥User¥Applications¥Apache22¥bin>httpd

 特に応答もありませんが、これで Apache HTTP Server が起動されたはずです。 もしエラーが表示された場合は、エラー内容を確認の上、設定を修正してください。 上記の通り、フォルダのパス指定が誤っている可能性があります。

アクセスしてみよう

 それでは早速起動した Apache にアクセスしてみましょう。 http://localhost/ にブラウザからアクセスします。 すると次のような画面が表示されると思います。 表示されれば起動成功です!

ブラウザ

 ここに表示されたのは、初期状態で htdocs フォルダに配置されているファイルです。 ここからは皆さんが htdocs の中のファイルを書き換えて、それぞれの WEB サイトを構築して行ってください。

おわりに

本稿では Windows の開発マシンに Apache HTTP Server 2.2 をインストールする手順について解説しました。 The Apache Software Foundation が Windows 版のインストーラを提供しなくなったことにより少しだけ敷居が高くなってしまった気がしますが、この記事が皆様のお仕事のお役に立てれば幸いです。

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更新履歴

  • 2014年11月08日 – 初版執筆。 (The Apache Software Foundation 提供のインストーラを基にした記事)
  • 2015年01月18日 – The Apache Software Foundation がインストーラを提供しなくなったことに対応して変更

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著者 : OSCA

OSCA

Java, PHP 系のWEBエンジニア。 WEBエンジニア向けコミュニティ「WEBエンジニア勉強会」を主催。 個人として何か一つでも世の中の多くの人に使ってもらえるものを作ろうと日々奮闘中。
@engineer_osca