本稿では CentOS 6.x に Oracle の Java SE Development Kit 6 (JDK 6) をインストールする手順について解説します。
JDK 6 の RPM をダウンロード
まずは Oracle のホームページから Linux 版の Java SE Development Kit 6 の RPM を入手します。 Java 6 は既にサポートが打ち切られている為、通常のダウンロードページからは入手できません。 Oracle の Java SE 6 のアーカイブページ からダウンロードすることができます。 ダウンロードの際には Oracle のアカウントが必要になりますので、アカウントを作成するか取得済みのアカウントを利用してください。
2015年02月現在、Java SE Development Kit 6u45 が最新ですので、そのリンクをクリックしライセンスに同意したら、 jdk-6u45-linux-i586-rpm.bin のリンクをクリックしてダウンロードします。
RPM ファイルをダウンロードしたら、これから JDK 6 をインストールするマシンの root ユーザのホームディレクトリ (/root) にファイルをコピーしてください。
JDK 6 のインストール
上記の通りに RPM がダウンロードできていれば、/root/jdk-6u45-linux-i586-rpm.bin に RPM ファイルがあるはずですので、それを前提にインストールを進めて行きます。 操作は root 権限で行います。 RPM ファイルに実行権限は付いていますでしょうか? 付いていなければ、次のコマンドで実行権限をつけましょう。
# chmod +x /root/jdk-6u45-linux-i586-rpm.bin
それでは RPM を用いてインストールを行います。 上で実行権限を付けたファイルを実行するだけです。 コマンドは次の通りです。
# /root/jdk-6u45-linux-i586-rpm.bin
Unpacking...
Checksumming...
Extracting...
UnZipSFX 5.50 of 17 February 2002, by Info-ZIP (Zip-Bugs@lists.wku.edu).
inflating: jdk-6u45-linux-i586.rpm
inflating: sun-javadb-common-10.6.2-1.1.i386.rpm
inflating: sun-javadb-core-10.6.2-1.1.i386.rpm
inflating: sun-javadb-client-10.6.2-1.1.i386.rpm
inflating: sun-javadb-demo-10.6.2-1.1.i386.rpm
inflating: sun-javadb-docs-10.6.2-1.1.i386.rpm
inflating: sun-javadb-javadoc-10.6.2-1.1.i386.rpm
Preparing... ########################################### [100%]
1:jdk ########################################### [100%]
Unpacking JAR files...
rt.jar...
jsse.jar...
charsets.jar...
tools.jar...
localedata.jar...
plugin.jar...
javaws.jar...
deploy.jar...
Installing JavaDB
Preparing... ########################################### [100%]
1:sun-javadb-common ########################################### [ 17%]
2:sun-javadb-core ########################################### [ 33%]
3:sun-javadb-client ########################################### [ 50%]
4:sun-javadb-demo ########################################### [ 67%]
5:sun-javadb-docs ########################################### [ 83%]
6:sun-javadb-javadoc ########################################### [100%]
Done.
これで JDK 6 のインストールは完了です。 念のためインストールされた Java のバージョンを表示して、本当に Java がインストールされたのかを確かめましょう。 java -version コマンドでバージョンを表示します。
# java -version
java version "1.6.0_45"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_45-b06)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 20.45-b01, mixed mode, sharing)
これで JDK 6 のインストールは完了です、おつかれ様でした。
おわりに
本稿では CentOS 6.x に Oracle の Java SE Development Kit 6 (JDK 6) をインストールする手順について解説しました。 既に Java 6 は Oracle のサポートが切れておりますので、それを承知した上で利用するようにしましょう。