本稿では CentOS 6 に Oracle の Java SE Development Kit 8 (JDK 8) をインストールする手順について解説します。
Oracle JDK 8 の RPM をダウンロードする
まずは Oracle の Java SE Development Kit 8 のダウンロードページ から Linux 版の Java SE Development Kit 8 の RPM を入手します。2016年10月現在、Java SE Development Kit 8u111 が最新ですので、ライセンスに同意の上、ご利用の環境に合わせて32bit版ならjdk-8u111-linux-i586.rpm、64bit版なら jdk-8u111-linux-x64.rpm のリンクをクリックして RPM ファイルをダウンロードします。
RPM ファイルをダウンロードし終えたら、インストールするマシンの root ユーザのホームディレクトリ (/root) にファイルを配置してください。
JDK 8 をインストールする
上記の通りに RPM ファイルを配置できていれば、/root/jdk-8u111-linux-x64.rpm というパスで RPM ファイルが配置されているはずですので、それを前提にインストールを進めていきます。 全ての操作は root 権限で行います。 RPM ファイルのインストールは、つぎのように rpm コマンドの -i オプションで RPM ファイルを指定して行います。
# rpm -ihv /root/jdk-8u111-linux-x64.rpm
Preparing... ########################################### [100%]
1:jdk1.8.0_111 ########################################### [100%]
Unpacking JAR files...
tools.jar...
plugin.jar...
javaws.jar...
deploy.jar...
rt.jar...
jsse.jar...
charsets.jar...
localedata.jar...
これで JDK 8 のインストールは完了です。 念のため java -version コマンドでインストールされた Java のバージョンを表示して、Java がインストールされたことを確かめましょう。
# java -version
java version "1.8.0_111"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_111-b14)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.111-b14, mixed mode)
JDK は /usr/java/jdk1.8.0_111 にインストールされましたので、環境変数などを設定する場合はここに設定しましょう。 これで JDK 8 のインストールは完了です。
更新履歴
- 2016年10月30日 – 初稿を執筆しました。