本稿では、Windowsの開発用マシンにOracle版のOpenJDK 12をインストールする手順について解説します。 なお2019年05月現在、バージョン 12 GA が最新だったので、本稿では 12 GA をインストールします。
OpenJDK 12のダウンロード
まずはOpenJDKをダウンロードしましょう。 OpenJDKのアーカイブページにアクセスし、12 GA のセクションの「Windows 64-bit」のzipのリンクをクリックしてダウンロードを行います。 2019年05月現在では openjdk-12.0.1_windows-x64_bin.zip というファイル名のzipファイルをダウンロードすることができました。
展開・配置
次に、ダウンロードしたzipファイルを展開して配置します。 上でダウンロードした zipファイルを展開して、好きな場所に配置してください。 本稿では展開して作成された「jdk-12.0.1」フォルダを「C:¥Users¥User¥Applications」に配置しました(筆者は、ZIP展開して使うようなアプリケーションでかつ同一PC上で自分しか使わないものは、ホームディレクトリに「Applications」というフォルダを作成して、そこに配置するように決めています)。 よって「C:¥Users¥User¥Applications¥jdk-12.0.1」に配置されました。
環境変数の設定
続いてWindowsの環境変数を設定します。 Windowsの環境変数の設定画面の「ユーザ環境変数」に「JAVA_HOME」と「Path」の2つの環境変数を以下の値で設定します。
変数名 | 設定値 |
---|---|
JAVA_HOME | C:¥Users¥User¥Applications¥jdk-12.0.1 |
Path | C:¥Users¥User¥Applications¥jdk-12.0.1¥bin |
Javaを始めてマシンにインストールする場合には、JAVA_HOMEは新たに追加、Pathは既存であれば末尾に値を追加します。
動作確認
最後にJavaが利用できるようになったかを確認します。 コマンドプロンプトを開き、次のように java -version コマンドを実行します。
C:¥Users¥User> java -version
openjdk version "12.0.1" 2019-04-16
OpenJDK Runtime Environment (build 12.0.1+12)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 12.0.1+12, mixed mode, sharing)
この例のようにインストールしたOpenJDKのバージョンが正しく表示されればOKです。 これでインストール作業は完了です。
おわりに
本稿ではWindowsマシンにOracle版のOpenJDK 12をインストールする手順について解説しました。 皆様のお仕事のお役に立てれば幸いです。