Mavenを利用したSAStrutsプロジェクトの初め方

投稿者 : OSCA

 本稿では、Apache Maven を利用して SAStruts プロジェクトを立ち上げ、Subversion などのコラボレーションツールでプロジェクトメンバーとソースコードを共有するまでの手順について解説します。

この記事の目的とゴール

 複数人で構成されるプロジェクトにおいて、リーダ役となるプロジェクトメンバーの一人が SAStruts の WEB アプリケーションプロジェクトを Apache Maven で作成して Subversion などにコミットします。 そのコミットされたソースコードを、他のプロジェクトメンバーがチェックアウトし、開発できるようになることをゴールとします。

リーダーもメンバーも行う作業

 まずは、リーダー役となる人もメンバーになる人もやっておく必要がある作業について解説します。

Apache Maven をインストールする

 タイトルの通り Apache Maven を利用しますので、Apache Maven をインストールします。 インストール手順は、次のような記事を参考にしてください。

Eclipse にクラスパス用の変数 “M2_REPO” を追加する

 プロジェクトで Eclipse を利用する場合、クラスパス用の変数 “M2_REPO” を Apache Maven のローカルリポジトリに設定しておく必要があります。

 プロジェクトを右クリック → 「Properties」 → 「Java Build Path」 → 「Libraries」のタブ → 「Add Variable」のボタンをクリック → 「Configure Valiables」のボタンをクリック → 「NEW」をクリック → Nameには「M2_REPO」と入力し、Pathは通常であればあなたのユーザーフォルダ (Windows だと C:¥Users¥YourName / Mac だと /Users/YourName) の下に「.m2」というフォルダがあり、その直下のフォルダ「repository」を選択します。

リーダ役の人の作業

 次に、リーダー役の人の作業を解説します。

1. sa-struts-archetype を利用してプロジェクトを作成する

 Seasarプロジェクトが提供している sa-struts-archetype を利用してプロジェクトを作成します。 コマンドの例は以下の通りです。 (詳しいオプション等はSAStrutsの公式サイトを参考にしてください。)

mvn archetype:generate -DarchetypeRepository=https://www.seasar.org/maven/maven2/ ¥
    -DarchetypeGroupId=org.seasar.sastruts ¥
    -DarchetypeArtifactId=sa-struts-archetype ¥
    -DarchetypeVersion=1.0.4-sp9.0 ¥
    -DgroupId=jp.sample.sastruts.test ¥
    -DartifactId=SAStrutsTest ¥
    -Dversion=0.00.01

※↑改行の都合で¥マークで区切って改行していますが、実行する際には一行にして実行してください。

2. Eclipseプロジェクト化

 mvnコマンドで作成したプロジェクトには、Eclipseのプロジェクトファイルは含まれていません。 Eclipseプロジェクトファイルを作成するため、以下のようにコマンドを実行します。 尚、コマンドの実行はプロジェクトフォルダの中で行います。 前の節で書いた例だと「SAStrutsTest」というフォルダにファイルができているので、「SAStrtusTest」フォルダに移動してから実行します。

cd SAStrutsTest
mvn eclipse:eclipse

 これで Eclipse プロジェクトファイルが作成されました。

3. Eclipseにプロジェクトをインポート

 作成したWEBアプリケーションプロジェクトをEclipseにインポートします。 その際に「Package Explorer」のプロジェクトアイコンにビックリマークが付いている場合は、上記の “M2_REPO” 変数の登録に誤りがあるかもしれません。 今一度確認をしてください。 これで、プロジェクトにエラーが出ていなければメンバーに共有しても良さそうです。

 ここまでの手順が済んだら、プロジェクトをSubversionなどのリポジトリにコミットしてメンバーに共有します。

チームメンバーがすること

 チームメンバーは、上記までの手順で作成されたプロジェクトを Subversion などのバージョン管理システムからチェックアウトして Eclipse プロジェクトを取り込んでください。 その際に Eclipse がエラーを出力することがあります。 次のような場合です。

  • ローカルの Maven リポジトリに、プロジェクトの依存ライブラリがまだダウンロードされていない場合

 この問題を解決するために、コマンドプロンプトやターミナルで取り込んだプロジェクトフォルダに移動し、一度プロジェクトを mvn compile コマンドでコンパイルします。 コンパイルすることで、プロジェクトが依存しているライブラリがローカルリポジトリにダウンロードされます。

mvn compile

これで開発の準備が整いましたのでみんなで開発を初めましょう!

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更新履歴

  • 2011年10月31日 – この記事を書きました
  • 2012年07月27日 – 説明が不十分だった文言や説明を訂正しました
  • 2014年04月25日 – 記事の内容を見直し、最新化しました。
  • 2015年02月01日 – 記事を WEB ARCH LABO に移稿しました。

著者 : OSCA

OSCA

 初級WEBエンジニアです。最近は Android, iOS, WEBアプリの作成に力を入れています。 個人として何か一つでも世の中の多くの人に使ってもらえるアプリを作ろうと日々奮闘中です。