Vagrant のバージョン 1.8 から新しく「Snapshot機能」が追加されましたので、本稿で述べるプラグインは最新版の Vagrant を利用していれば不要になりました。 詳しくは別稿「VagrantのSnapshot機能で仮想マシンの状態を保存/復元しよう」をご覧ください。
ここでは Vagrant のプラグイン「Sahara」について概要とインストール手順について説明したいと思います。
連載:Vagrant sahara で行う状態管理
- 前編:概要とインストール
- 後編:使ってみよう!
Vagrant プラグイン Sahara とは?
Vagrant のプラグイン「sahara」とは、Vagrant で “Sandboxモード”という機能を使えるようにするプラグインです。 “Sandboxモード” とは、仮想マシーンにソフトウェアをインストールしたり設定に変更を加えたりした内容を破棄し仮想マシーンを元の状態まで戻す機能です。 この機能により「とりあえずやってみるか」と楽な気持ちで作業を行うことができます。 失敗しても前の状態にロールバックする(元に戻す)ことができるからです。
sahara のインストール
ではさっそくインストールしてみます。 sahara は Vagrant のバージョンが 1.0 以下だと動きませんので新しい Vagrant を利用してください。
インストールは vagrant plugin install {name} コマンドでできます。
$ vagrant plugin install sahara
Installing the 'sahara' plugin. This can take a few minutes...
Installed the plugin 'sahara (0.0.16)'!
インストールしたプラグインは vagrant plugin list で確認できます。 次のように sahara が表示されれば確認完了です。
$ vagrant plugin list
sahara (0.0.16)
尚、プラグインのアップデートは vagrant plugin update sahara、アンインストールは vagrant plugin uninstall sahara です。
おわりに
今回は sahara の概要とインストール手順について説明しました。 次回は sahara の使い方について説明したいと思います。
連載:Vagrant sahara で行う状態管理
- 前編:概要とインストール
- 後編:使ってみよう!