Apache Tomcat 8 を CentOS 7 にインストールする手順

投稿者 : OSCA

 本稿では Java のアプリケーション・サーバー Apache Tomcat 8 を CentOS 7 にインストールする手順について解説します。 もっと新しい Tomcat 9 のインストール手順をお探しの方は「Apache Tomcat 9 を CentOS 7 にインストールする手順」をご覧ください。

事前準備

 Apache Tomcat をインストールする前に、まずは Apache Tomcat の動作の前提となる環境を作ります。 Apache Tomcat は Java で作られているため Java が必要です。 つぎの記事などを参考に Java をインストールしてください。

また、Tomcat を動かすための専用ユーザとして tomcat を追加します。

# useradd -s /sbin/nologin tomcat

Apache Tomcat 8 のダウンロードと配置

 それでは Apache Tomcat 8 のインストール作業に移ります。 まずは Apache Tomcat 8 のダウンロードページから、tar.gz 形式の Apache Tomcat 8 本体をダウンロードします。 ここでは、つぎのように curl コマンドでダウンロードします。 2015年12月現在はバージョン 8.0.30 が最新ですが、本手順の際には、ダウンロードページから最新のバージョンのURLをそれぞれ確認してください。

# cd ~
# curl -O http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/network/apache/tomcat/tomcat-8/v8.0.30/bin/apache-tomcat-8.0.30.tar.gz

 次はダウンロードした tar.gz ファイルを解凍して配置します。 つぎのように tar コマンドで解凍して、今回は /opt に配置します。 また、解凍した Apache Tomcat の所有者を、先ほど作成した tomcat ユーザの所有とします。

# tar -xzvf ~/apache-tomcat-8.0.30.tar.gz
# mv ~/apache-tomcat-8.0.30 /opt
# chown -R tomcat:tomcat /opt/apache-tomcat-8.0.30

サービスの作成と登録

 CentOS 7 からはサービスを systemd が管理するようになりました。 ここでは Apache Tomcat 8 をサービスとして登録します。 まずは /etc/systemd/system/tomcat.service を新たに作成して、つぎのように記述して保存します。 これはサービスの定義ファイルです。

[Unit]
Description=Apache Tomcat 8
After=network.target

[Service]
User=tomcat
Group=tomcat
Type=oneshot
PIDFile=/opt/apache-tomcat-8.0.30/tomcat.pid
RemainAfterExit=yes

ExecStart=/opt/apache-tomcat-8.0.30/bin/startup.sh
ExecStop=/opt/apache-tomcat-8.0.30/bin/shutdown.sh
ExecReStart=/opt/apache-tomcat-8.0.30/bin/shutdown.sh;/opt/apache-tomcat-8.0.30/bin/startup.sh

[Install]
WantedBy=multi-user.target

 作成した定義ファイルの権限を 755 に変更します。

# chmod 755 /etc/systemd/system/tomcat.service

 定義ファイルの作成が完了したら、つぎのように systemctl enable コマンドでサービスを有効にします。

# systemctl enable tomcat
ln -s '/etc/systemd/system/tomcat.service' '/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/tomcat.service'

 これでサービス登録が完了です。

Apache Tomcat 8 の起動と停止

 Apache Tomcat 8 を起動してみましょう。 systemctl start tomcat コマンドで起動できます。

# systemctl start tomcat

 なお Apache Tomcat 8 を停止する場合は systemctl stop tomcat コマンドです。

# systemctl stop tomcat

おわりに

 本稿では Apache Tomcat 8 をインストールする手順について解説しました。 CentOS では 7 から導入された systemd について知識が必要ですが、Apache Tomcat 以外のソフトウェアでも前提となる知識ですので、ぜひ学習されることをオススメします。

次はインストール後に行いたいセキュリティ設定について解説しますので、是非御覧ください。

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著者 : OSCA

OSCA

 初級WEBエンジニアです。最近は Android, iOS, WEBアプリの作成に力を入れています。 個人として何か一つでも世の中の多くの人に使ってもらえるアプリを作ろうと日々奮闘中です。