本稿では CentOS 7 に Oracle の Java SE Development Kit 9 (JDK 9) をインストールする手順について解説します。 別のバージョンのJDKをインストールしたい場合は、次の記事を参考にしてください。
Oracle JDK 9 の RPM をダウンロードする
まずは Oracle の Java SE Development Kit 9 のダウンロードページ から Linux 版の Java SE Development Kit 9 の RPM を入手します。2018年02月現在、Java SE Development Kit 9.0.4 が最新ですので、ライセンスに同意の上 jdk-9.0.4_linux-x64_bin.rpm のリンクをクリックして RPM ファイルをダウンロードします。
RPM ファイルをダウンロードし終えたら、インストールするマシンの root ユーザのホームディレクトリ (/root) にファイルを配置してください。
JDK 9 をインストールする
上記の通りに RPM ファイルを配置できていれば、/root/jdk-9.0.4_linux-x64_bin.rpm というパスで RPM ファイルが配置されているはずですので、それを前提にインストールを進めていきます。 全ての操作は root 権限で行います。 RPM ファイルのインストールは、つぎのように rpm コマンドの -i オプションで RPM ファイルを指定して行います。
# rpm -ihv /root/jdk-9.0.4_linux-x64_bin.rpm
Preparing... ################################# [100%]
Updating / installing...
1:jdk-9.0.4-2000:9.0.4-ga ################################# [100%]
Unpacking JAR files...
plugin.jar...
javaws.jar...
deploy.jar...
(以下略)
これで JDK 9 のインストールは完了です。 念のため java -version コマンドでインストールされた Java のバージョンを表示して、Java がインストールされたことを確かめましょう。
# java -version
java version "9.0.4"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 9.0.4+11)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 9.0.4+11, mixed mode)
JDK は /usr/java/jdk1.8.0_101 にインストールされましたので、環境変数などを設定する場合はここに設定しましょう。 これで JDK 9 のインストールは完了です。
おわりに
本稿では CentOS 7 に Oracle の Java SE Development Kit 9 (JDK 9) をインストールする手順について解説しました。