ownCloud プロジェクトは2014年11月08日、オンライン・ストレージソフトウェア「ownCloud」のデスクトップクライアントの新しいバージョン ownCloud Client 1.7 をリリースしました。 本稿では、最新の ownCloud Client 1.7 の最新機能の概要とインストール手順について解説します。
ownCloud Client 1.7 の概要
ownCloud Client 1.7 は 4月にリリースされた 1.6 の後続のバージョンで、主に2つの新しい機能の追加といくつかのバグの修正が行われています。
新機能の1つは、同期するフォルダの選択です。 これまでオンライン・ストレージの全てのファイルを同期することしかできませんでしたが、1.7 では必要なフォルダのみ同期することができるようになりました。 仕事用のパソコンには仕事に必要なファイルだけを同期するといったような使い方ができるようになりました。
またもう一つの新機能は「オーバレイアイコン」機能。 ファイルのアイコンの右下にファイルの同期状況を表すマークが付くようになりました。
インストール
ownCloud Client のインストーラは、公式ページ からダウンロードします。 インストーラをダウンロードして起動すると次のような画面が表示されます。 「次へ(N) >」をクリックして次に進みます。
インストールするオプションを選択します。 Windowsの場合「Windowsエクスプローラの状態アイコン」というオプションがありますが、これが 1.7 の新機能です。 特にオプションから外す理由もないでしょう。 そのまま「次へ(N) >」をクリックして進みます。
インストール先の選択画面です。 インストール先を選択して「インストール」をクリックすると、ownCloud Client 1.7 のインストールが開始します。
インストール中の画面が表示されます、完了するまでしばらく待ちます。
このように表示されればインストール完了です。「次へ(N) >」をクリックして進みます。
完了画面が表示されます。「ownCloudを実行」のオプションが選択された状態のまま「完了(F)」をクリックしてインストールを完了させます。
ownCloud Client 1.7 が起動します。 まずは同期する接続先URLを入力します。 ownCloud Server をインストールしたサーバのフォルダを指定します。 指定したら「次へ(N) >」で次の画面に進みます。
ownCloud Server で設定したユーザアカウントを入力します。 入力して「次へ(N) >」で次の画面に進みます。
サーバにあるファイルを全て同期するかと、ローカルの同期フォルダを指定します。 指定したら「接続…」をクリックすると、サーバとの接続が開始されます。
セットアップの完了画面が表示されます、これで ownCloud Client 1.7 の設定は完了です。
おわりに
本稿では新しい ownCloud Client 1.7 の概要と導入について解説しました。 DropBox では既に実現されていたフォルダを選択しての同期は便利ですね、是非活用してください。