本稿では CentOS 7 に Oracle の Java SE Development Kit 8 (JDK 8) をインストールする手順について解説します。別のバージョンのJDKをインストールしたい場合は、次の記事を参考にしてください。
Oracle JDK 8 の RPM をダウンロードする
まずは Oracle の Java SE Development Kit 8 のダウンロードページ から Linux 版の Java SE Development Kit 8 の RPM を入手します。2016年10月現在、Java SE Development Kit 8u101 が最新ですので、ライセンスに同意の上 jdk-8u101-linux-x64.rpm のリンクをクリックして RPM ファイルをダウンロードします。
RPM ファイルをダウンロードし終えたら、インストールするマシンの root ユーザのホームディレクトリ (/root) にファイルを配置してください。
JDK 8 をインストールする
上記の通りに RPM ファイルを配置できていれば、/root/jdk-8u101-linux-x64.rpm というパスで RPM ファイルが配置されているはずですので、それを前提にインストールを進めていきます。 全ての操作は root 権限で行います。 RPM ファイルのインストールは、つぎのように rpm コマンドの -i オプションで RPM ファイルを指定して行います。
# rpm -ihv /root/jdk-8u101-linux-x64.rpm
Preparing... ###################################### [100%]
Updating / installing...
1:jdk1.8.0_101-2000:1.8.0_101-fcs ###################################### [100%]
Unpacking JAR files...
rt.jar...
jsse.jar...
charsets.jar...
tools.jar...
localedata.jar...
jfxrt.jar...
plugin.jar...
javaws.jar...
deploy.jar...
これで JDK 8 のインストールは完了です。 念のため java -version コマンドでインストールされた Java のバージョンを表示して、Java がインストールされたことを確かめましょう。
# java -version
java version "1.8.0_101"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_101-b13)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.101-b13, mixed mode)
JDK は /usr/java/jdk1.8.0_101 にインストールされましたので、環境変数などを設定する場合はここに設定しましょう。 これで JDK 8 のインストールは完了です。
おわりに
本稿では CentOS 7 に Oracle の Java SE Development Kit 8 (JDK 8) をインストールする手順について解説しました。
更新履歴
- 2015年12月06日 – 初稿を執筆しました。
- 2016年10月09日 – 最新の Java SE Development Kit 8u101 に合わせて記事を修正しました。