PHP5.6をWindowsにインストールする手順 |

　本稿では、Windows マシンに PHP 5.6 をインストールする手順について解説します。もっと新しいバージョンの PHP 7.2 や他のバージョンへのインストール方法をお探しの方は次の別稿を参考にしてください。

PHP 5.6 のダウンロード

　まずは PHP 5.6 の Windows 用バイナリをダウンロードします。 PHP の公式サイトにアクセスし「Downloads」のリンクを辿ります。

　ページの「Current Stable PHP 5.6.xx」のセクションまでスクロールし、「Windows downloads」のリンクをクリックします。

　Windows downloads の画面に遷移すると、PHP 5.6 においても4つのタイプのファイルがあることが分かります。

　それぞれ、次のような基準で必要な物を選択すれば良いでしょう。

種類	選択すべきシーン
VC11 x86 Non Thread Safe	32bit版のWindowsを利用しており、WEBサーバーとして IIS を利用する場合。
VC11 x86 Thread Safe	32bit版のWindowsを利用しており、WEBサーバーとして Apache を利用する場合。
VC11 x64 Non Thread Safe	64bit版のWindowsを利用しており、WEBサーバーとして IIS を利用する場合。
VC11 x64 Thread Safe	64bit版のWindowsを利用しており、WEBサーバーとして Apache を利用する場合。

　ここでは 32bit 版の Windows 10 で、Apache を WEB サーバーとして利用することを前提に話を進めたいので、 VC11 x86 Thread Safe の Zip のリンクから zip ファイルをダウンロードします。

PHP 5.6 の配置(インストール)

　ダウンロードした zip ファイルを展開し、展開したフォルダの名前を「php-5.6.24」に変更して、Cドライブの直下に移動します。移動後の構成は次のようになります。

C:¥
　└ php-5.6.24
　　　├ dev
　　　├ ext
　　　├ extras
　　　├ lib
　　　├ deplister.exe
　　　├ glib-2.dll
　　　(以下略)

※実際には配置先はどこでも良いです。違う場所に配置した場合は、以後パスに置き換えて読んでください。

　配置した php-5.6.24 フォルダの配下に php.ini-production というファイルがありますが、このファイルをフォルダ内でコピーして php.ini というファイルにします。 php.ini は、PHP の設定を行うファイルです。開発するアプリケーションの要件に応じて変更しますが、ここではデフォルトのままとして編集は行いません。