本稿ではR言語を CentOS 7 に yum でインストールする手順について解説します。
EPELをインストールする
R言語はエンタープライズ Linux 用の拡張パッケージ(EPEL)リポジトリで提供されているので、まずは EPEL を追加します。 次のように yum install コマンドで epel-release をインストールします。
# yum -y install epel-release
R言語をインストールする
yum でインストールできるR言語の情報を表示してみます。 次のように yum info コマンドでパッケージ名 R を指定します。
# yum info R
Available Packages
Name : R
Arch : x86_64
Version : 3.3.3
Release : 1.el7
Size : 27 k
Repo : epel/x86_64
Summary : A language for data analysis and graphics
URL : http://www.r-project.org
License : GPLv2+
(略)
上の例では、R言語のバージョン 3.3.3 が利用できることがわかりました。 このまま yum install コマンドでインストールします。
# yum -y install R
操作が完了したら、次のようにR言語のコマンド R でインストールされたバージョンを表示して、本当にインストールされたかを確認しましょう。
# R
R version 3.3.3 (2017-03-06) -- "Another Canoe"
Copyright (C) 2017 The R Foundation for Statistical Computing
Platform: x86_64-redhat-linux-gnu (64-bit)
上の例のようにインストールされたバージョンや著作権情報が表示されればインストールされたことの確認も完了です。
おわりに
本稿ではR言語を CentOS 7 にインストールする手順について解説しました。 R言語の導入にお役立てください。